SNSを運用していると、ビジネスの勧誘を受けることも多々あります。
多くの企業や個人がSNSマーケティングを行っていますが、同時に詐欺も多く、法律も厳しい現実があります。
彼らは、
「誰でも楽して稼げる」
「子育てしながら月●●万稼げる」
「コピペするだけで月●●万稼げる」
等…様々な手口を使って勧誘してきます。
一歩下がって考えてみてください。コピペだけで月●●万とか普通に考えておかしいですよね。そんなに稼げるのならお金に困る人はいなくなるはずです…
このようなビジネスが、なぜ「稼げる」のか考えたことはありますか?
こういった中身の分からないビジネスを、SNSで素人が勧誘してくるパターンの大半が、何らかのコミュニティに入会させてお金を搾取するパターンです。そして、入会した人が収入を得るためには同じ手口で誰かをコミュニティに入会させないと(お金を払わせる)いけません。
これが、「誰でも楽して稼げる」ビジネスの中身です笑
つまり…これは商品やサービスを売るわけではなく
人を騙してお金を払わせて稼ぐビジネス
入会金や紹介料(報酬)はピンキリです。安い所は数千円、高い所は数万円~数十万でしょう。また月々の会費が発生する場合もございます。
さらに悪質なコミュニティは、無料案件と呼ばれる、手出し金不要でお金を稼げる案件を紹介し、会費が稼げないならこっちでペイしましょうと誘導してきます。その無料案件も、中には違法性の高いものも紛れ込んでいて、本当に安全かは定かではないところです。
これ、MLMよりずっとタチが悪いです。MLMは「特定商取引法」が定められており、第33条の2項に、「氏名などの明示」という規定があります。なので、最初に勧誘目的を告げないと特商法違反になります。
しかし前者の振込詐欺ビジネスは、中々規制が進まず、被害者が雪だるま式に増えているのが事実です。
しかし規制が入るのも時間の問題かもしれません。
上記の理由から、素人が営利目的でSNSを利用すると、法律違反や犯罪に巻き込まれる可能性が高く、とても危険です。
SNSは素晴らしいツールです。昔は電話と対面が必須だった取引も、今は全国どこでもオンラインでやり取りできます。
便利な反面、どうしても身勝手な人々が集まってしまい、不快感や迷惑をかけるために詐欺や嘘をつくことがあります。その結果、SNSが悪徳ビジネスの温床になってしまっているのも事実です。
SNSを使う際には相手の心理を理解し、適切な行動をとることが大切です。